~子育てアドバイス~

『思春期、おそるべし』

これって余計な心配かな~、と思いながら、夜遅くまでパソコンにしがみついている娘に 一言。
「受験生なのに、パソコンばかりしてていいの?」
すると、すかさず、
「親なんだからさ~、もっと自分の子どもを信じてよ~。結果の責任は私がとるんだからさ~」
と、言われた。

やっぱり、言わなきゃよかった。口は災いの元だっていうけど、ホント。
「あなたの言うとおり。子どもを信じなくちゃね~」
私は娘に言いつつ、自分にも言い聞かせる。

私は一言多いらしい。これまで何度も子どもたちから言われた。
「お母さん、一言多いって」と・・・。
自分の心配な気持ちを心にかかえておくことができなくて、言わずにはおられないのだ。

追い打ちをかけるように、娘からきつい言葉が届く。
「ついでに、言っておくけどさ~、お母さんって失敗から学ばないよね~」
親がひとこと言えば、この通り、倍返しだ!

思春期真っ只中の娘は、自己中真っ直中。親も傷つくということに気がつかないのだろう。
容赦ない娘の言葉に私の口は貝になる。そんなふうに、いじめないでよ!

でも、でも、「あなただって一言多いわよ」
のど元まで上がってきた言葉をグッと飲み込む。
娘の言う通り、私はときどき同じ失敗を繰り返すから、反論できない。

母親に対して、特に娘はきびしいよな~。鍛えられる!
そんなに意地悪くいわなくてもいいじゃん!私も精一杯がんばっているんだよ。もっと優しくしてよ。
言葉にならない私のつぶやき。
私は大きなため息を一つして、そして、小さな声で自分に話しかける。
「こんな生意気な娘に、あなたはよく辛抱してるよ。もういっときの辛抱、辛抱・・・」と。

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