~子育てアドバイス~

『いじわるは “助けて~” のサイン』

いっしょに遊んだり学校に行ったりしてるお友だちが、
急にいじわるなことをするようになった。
わざと、お友だちが遊んでいるおもちゃを取ったり、押し倒したり、叩いたり・・・。
言葉づかいも少し乱暴になってきた。

でも、家ではとても「いい子」。
勉強もちゃんとする。お母さんのお手伝いもする。
妹や弟の世話をする。お母さんの言うこともよく聞く。

最近は、そんな子が増えて来たような気がします。
親にとって「いい子」だと楽です。学校でも「いい子」だと先生は苦労しません。
それに「いい子」だと可愛がられます。
だから余計に「いい子」を続けなくてはならなくなります。

つらいだろうな? しんどいだろうな?

「いい子」は、どこかで「ガマン」しているのではないでしょうか。
ワガママ、言いたい放題で身勝手、それが人間です。

それを「こんなことはしてはいけませんよ?」と言われながら、
育てられていきます。これが「しつけ」です。

しつけが厳しすぎたり、親子関係の中で「イヤ」が言いたくても、言えない状況が作られ、
子どもは「いい子でなければいけない」と思うようになる。

こんなふうに「いい子」は親が作ります。

ところが、いつでもどこでも「いい子」を演じていくのは至難の業。
どこかでほころびが生じてきます。
うそを言う、いじわるをする、お金をぬすむ、チック、ココロの病気、
等々の問題行動として出てきます。

いじわるする子は「サイン」を出してると思いましょう。

「もうこれ以上いい子できない。誰が気づいて助けて?」とか、
「私のことにもっと関心をもって?」とか、
子どものサインだと思って下さい。

そしたら解決はたやすいことです。
子どもの思いは一つ。
お母さんに甘えたい。抱きしめられたい。認めて欲しい。
つまりカラダもココロもふれあいたい・・・。

もしサインを見つけたら、
二人っきりの時間を持つとか、甘えさせる雰囲気を作るとか、
抱っこしてやる、がんばりを認めるとか、
イヤな気持ちを聴いてやるとか、子どもに決めさせるとか、
子どもの思いをじゅうぶん叶えてやることで、
うそを言うこと、いじわるや問題行動は必ずなくなります。

「いい子」もなくなってしまうかもしれませんが・・・。

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