~子育てアドバイス~

『制限の中の自由』

APのすばらしい特徴とも言える一つが「制限の中の自由」。
「制限」って?

つまり、子どもの行動を親が「この範囲まで」と決めることです。
制限することで、親は子どもを守っているのです。

たとえば、
2歳くらいになると、子どもは自分で歩いてどこにでも自由にいきたい!と思っています。
でも、子どもの周りには危険もいっぱいあります。
子どもを危険から守るのは親の責任ですので「危ないからこの部屋から出て行かないでね」と
子どもの行動を制限します。

子どもは親が決めた制限の中で安心して生きていくというわけです。
そして親の制限は子どもが自立するまで続きます。

この制限は子どもの年齢や能力、経験などを考えながら、成長と共に少しずつ広げていきます。
制限が広がっていけば、自分で決めるという「自由度」も増えていきます。
自由度が増えていけば、とうぜん責任も重くなります。

やがて、子どもが成長し、自立すれば、
子どもは自分ですべてを選択し、自分で決断して生きていくのです。
自分の責任において・・・。

しかし、残念ながら、世の中の親は子育てが終わってもなお、
わが子に「ああしろ、こうしろ・・」と、
口を出し、手を出して、いつまでも構おうとします。
きっと心配なのでしょうね!

いやいや、子どもを信頼していないのでは?

子どもの自立のためには、
子どもが小さい頃から、子どもに決めさせることが大事です!
自分で決めさせるのに、2つの方法があります。

一つは、どちらかに決める方法。
もう一つは、条件をつけること。

「バニラとイチゴ、どっちのアイスが食べたい?」
「夕食の前に宿題する?それとも夕食後にする?」
「ご飯を食べたら、デザートが食べられるよ」
「お母さんの側から離れないのなら、ベビーカーから降りてもいいよ」

子どもが大人になって、いい選択ができるように、
小さい頃から小さな選択のトレーニングをしていきましょう。

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